「雨宮21号」は東京・雨宮製作所で製造された初の国産11トン機関車です。1928(昭和3)年、丸瀬布-武利意森林鉄道に配属され、国有林から伐り出した丸太や生活物資の搬送に携わってきましたが1958(昭和33)年に廃止されました。その後地元の強い要望で1976(昭和51)年、北見営林局から旧丸瀬布町に譲渡され、町は“森林公園いこいの森”を建設、機関車を走らせました。森林鉄道蒸気機関車の動態保存は全国で唯一です。
2015年8月
深緑の丸瀬布森林公園、真夏の暑い日でしたが雨宮21号は元気に走ってくれました。
2017年10月
美しく紅葉する森林公園の中を走る雨宮21号がいっそう映えていました。
30分ごとに運転されるため、何度も撮影できました。
2018年12月8・9日、90年の卒寿を記念し雪中特別運行が行われました。この日は協力金として2000円収めましたが、十分に価値ある運行でした。
DL牽引の列車も運転されました。
屋上の特設ポイントも用意されました。別途500円でしたが、これも十分に撮影を堪能できました。
煙突からはモクモクと煙を上げ、ピストンからは白い蒸気を出しながら、約2㎞の軌道を走ります。
30分ごとに運転されるため、雪中のいろいろなシーンを撮影できました。
バック運転ではありません。時折吹く強風に煙が前に流れることもありました。
何とも愛らしい蒸気機関車です。
いつも石北本線とセットでの撮影でしたが、石北本線から撮影したい車両が引退し、丸瀬布森林鉄道へ訪ねることが無くなってしまいました。でもやはり魅力ある森林鉄道、再会できることを楽しみに考えています。
(NO.196)
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