米坂線のボロキハたち (2008年)

かつて学生の頃、飯豊、朝日連峰を何度か縦走しました。その時の交通手段として、米坂線を利用していた懐かしい路線でした。その米坂線からボロキハたちが引退するとのことで、2008年5月から通い始めました。


5月 想い出の路 


5月上旬

米沢駅でボロキハたちにあった時は、灌漑深いものがありました。新緑が美しい沿線、水田では田起こし、水張が行われていました。

5月中旬

前日入りして翌日に備える、その時はまず夜の米沢駅に立ち寄りました。

キハ28・58国鉄急行色、キハ52国鉄色、新潟色、キハ40系首都圏色、新潟色、米坂線の車輛は魅力満載でした。

翌日は早朝からのスタートです。

5月下旬

5月下旬になりますと田植えも終わり、水が張られた水田が朝日に輝きます。

飯豊連峰はまだまだ雪が残っていました。

神社の鳥居を背景に撮影

続いて新潟色キハ52+40系が来ました。

首都圏色+国鉄色は新緑に映えますね。

フジの花を入れてみました。

小白川橋梁を渡る急行色+新潟色、後に2022年災害でこの橋が崩落しました。

タニウツギの花冠、造作ではありません。

渓谷に架かる鉄橋を渡ります。

桐の花を入れてみました。

まだ田起こししている水田もありました。

第一落合付近のS字カーブ

水田地帯に戻りました。

小国で見かけた炭焼き小屋


6月 緑のシンフォニー

6月中旬 初日

緑と光が織りなすシンフォニー、美しい6月の沿線です。

2日目

早朝、運用を確認してからスタートです。

これは薬の散布かな

山々を背景にキハの走る姿も美しいですね。

山線の方に足を延ばします

夕日狙いで水田地帯に戻りました。霧が出てしまいました。

夕焼けはイマイチだったかな

7月 盛夏


7月下旬 初日

前夜は米沢駅で運用のチェックです。

山形新幹線が脇を通過していきました。

だいぶ稲も伸びてきた7月、暑い日が続きました。

2009年から始まる大河ドラマの幟ですね。

2日目

天気がすっきりしませんでした。

合歓の木を入れて

キンチョールと金鳥、この看板も風情がありました。

荻生駅にキハが進入してきました。

女子高生のお客様が乗車です。

沿線は夏の花が彩ります。

合歓の木


ヤマユリ

8月 夏の雨

2日とも雨となりました。これはこれで、しっとりと涼しくていいのかな。

初日

2日目

9月 晩夏

9月中旬

稲穂も金色に輝き始めました。

小白川橋梁

赤井橋梁ともマッチングしたかな

晩夏になると沿線はコスモスが綺麗に咲いていました。

夕暮れ近くになりますと、夕日をどこで札利するか悩みます。

雲が出てしまいましたが、まあまあかな

あとは流すしかありません。

9月下旬

イメージアップ新潟色+新潟色の編成でした。

コスモスやススキが秋の訪れを感じさせてくれます。

川も綺麗で水鏡になりました。

ほんにょ(穂仁王)掛け

10月 初秋

10月中旬

初日、前夜入りして米沢駅の運用チェックをします。

2日目

朝靄が出て幻想的な秋の風景となりました。

この光景の中キハが来てくれました。感激でした。

稲刈りも終わり秋を感じる風景です。

木々も色づき始めました。

秋の月と待合室 羽前椿駅

3日目 

朝から霧が出ました。朝日がやんわり差し込み幻想的な風景となりました。

秋の風景を求めて

11月 惜別の秋

ボロキハたちは、この秋で引退といわれていました。

11月初旬

未明からのスタートです。

朝日がキハを照らしました。

飯豊連山も美しく雪化粧していました。

青空に飯豊連山とキハたちが、いっそう映えていました。

山々の紅葉が素晴らしい!

朝日連山も冠雪していました。

ひたすらキハを撮り続けました。

ハクチョウたちも渡ってきました。このシーンでキハが来たらよかったのに。

11月下旬

ボロキハたちの引退が翌年3月まで延びました。惜別の念が吹き飛びました。

峠では雪が積もっていました。でもまだ根雪にはならないようです。

12月 迎えた冬

冬のシーンを撮るため早速出かけました。多くの学生たちも乗車していきました。

2日目

雪景色を期待していたのですが、ほとんどありません。

雪囲いはしてありましたね。

3日目

ようやく雪景色になってくれました。

まだ降っていないところもありました。

朝方降った雪は解けてしまいました。残念

このポイントはお気に入りでした。もっと撮ればよかった。

冬の天気は変わりやすく虹も出ました。2009年の雪景色に期待を抱き、2008年の撮影は終了しました。


(NO.124)

鉄道の旅と丸ポストのある風景

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