米坂線のボロキハたち (2009年)

2009年1月2日、ボロキハたちの雪景色を撮りたくて正月から出撃しました。12月中旬には、ほとんど雪は無かったのにわずか半月で豪雪地帯へと変わっていました。


1月 置賜厳冬

雪雲がかかった合間から、うっすらと太陽の姿が見える北国の特徴的な空模様です。

踏切の所に見える人たちは保線の方々です。冬の大切な作業です。

除雪車も出動していました。赤い色で見たかった。

茅葺屋根のお宅もすっかり雪景色となっていました。

1月15日

キンチョールのポイントで、ラッセルしながら国鉄色52が走ってきました。

イメージアップ新潟色+国鉄色52の編成、雪が舞い上がり52を包み込みました。

道路のオーバークロスからも撮影してみました。

棚田のある築堤、降雪のためかピントがイマイチでした。

撮影場所も限られるほどの大雪なので、踏切で撮影してみました。

添川踏切

沖中踏切

駅のホームでも撮影しました。

美しい渓谷の雪景色、新潟色も素敵です。

16時を過ぎると薄暗くなってきました。

ブルーアワータイム、嬉しいことに首都圏色+国鉄色が来てくれました。

羽前小松駅の52、雪国の凄さが伝わってきます。

この日はもう一つの楽しみがありました。友人Gさんからのお誘いで、手ノ子地区の小正月行事斎燈焼きに参加させていただきました。


列車に合わせて斎燈に点火していただきました。

この地区に伝わるヤハハエロ、五穀豊穣、無病息災、子孫繁栄を願って叫びます。

ヤハハエロ~ センキスンバコ ミナフットンデンゲ~

残り火でタバコに火をつけ、体の痛いところを炙りながら無病息災を願います。

この地区の皆さんには大変お世話になりました。この日の事は生涯忘れることはありません。

1月18日

晴れ予報のときはスクランブル、未明からスタートしました。

思い通りの美しい夜明け、空が赤く染まった頃首都圏色+国鉄色が来てくれました。

ギンギンに冷えた朝厳しい寒さでしたが、それも上回る喜びがありました。

1月末

今月4度目の出撃でした。それほど豪雪の米坂線には魅力がありました。

吹雪でキハがよく見えない時もありました。

羽前小松駅で急行色と国鉄色の交換です。首都圏色も含めて3色揃いました。

手ノ子のS字はお気に入りのポイントで何度も撮影しました。

16時過ぎると雪は止みました。この日のラスト急行色と首都圏色+国鉄色を撮影し、帰途につきました。


2月 雪消月も

中旬の日も未明からのスタートです。中郡駅をキハが発車していきました。


この日の朝は深い霧となりました。成島駅に前照灯で駅舎を照らしながらキハが進入してきました。

霧の中発車して行きました。線路の路床から雪は消え始めていました。

朝のうちはなかなか霧が晴れません。

9時頃になるとようやく霧が晴れました。大川のお気に入りのポイントでの撮影です。

虹が出ました。消えてはまた出て、何度も繰り返していました。

キハが来たときは、やや控えめ?な虹でした。

午後も撮影しました。残された時間を目一杯撮影しておきたかったからです。

夕日も綺麗でしたが、キハに光が当たって欲しかった。

翌日も未明からスタートしました。朝焼けの空を背景に、急行色キハを流してみました。

美しい朝焼けにキハが映えました。

撮影は続きます。

午後はこのポイントから撮影開始、途中また霧が出てしまいました。

羽前小松駅では国鉄色52が揃いました。このシーンも、もう見ることが出来ません。

この日のラストは成島駅で、16時半になり撮影後帰途につきました。

2月中旬

翌週も米坂詣をしました。だんだんと温かくなってきて、霧が出やすいですね。

日の出を狙いました。車掌さんが上手く写ってくれて感激でした。

散居村の朝の光景、美しいですね。

霧はなかなか晴れてくれません。

中郡駅では高校生のお客様

強い冷え込みに、沿線の木々が樹氷になっていました。

午前中は、列車の時間に合わせて移動しながら撮影しました。

午後13時の列車を撮影し、この日は終了しました。

3月 サヨナラの時

3月初旬 撮影したかったポイントで朝を迎えました。残念ながらキハは少ししか見えませんでした。

午前中、撮っておきたかった風景を求めてみました。

午後はスキー場から俯瞰撮影しました。晴れていればよかったけど、贅沢を言ってはいけませんね。

こんなに厚く雪が積もっていたのですね。流石豪雪地帯です。

3月中旬

ラスト数日間はキハ52国鉄色が2連で走るというので、たまらず出かけてしまいました。

この日も雪が時々強く降っていました。まずは急行色+首都圏色の編成を撮影しました。

坂町駅へ行ってみました。52が連結しています。

この日はキハ52137+52122の組み合わせでした。

ホームでの風景

EF81牽引の貨物列車も通過しました。

越後下関~越後片貝間にある橋梁に行きました。最初に新潟色2連が来ました。

続いて国鉄色2連が来ました。この編成の走行シーンが撮りたかった。

追いかけます。

ラストは雪降る中、見えなくなるまで見送りました。これで米坂線のボロキハたちとのお別れとなりました。


ボロキハ再び

定期運用はキハ110系などに変わりましたが、嬉しいことに11月7日キハ28+58の編成で、「思い出の急行べにばな号」として復活運転してくれました。

どうしても撮影しておきたかったシーン、それはお茶の間から普段に見える、キハの走行風景でした。ヤハハエロでお世話になったお宅にお願いすると、快諾して頂きました。感謝しかありません。

12月13日には、「ありがとう米坂線国鉄色」が走りました。急行色キハ28+58、国鉄色キハ52の3両編成でした。

ラストは峠から見送り、これで最後のお別れになりました。ありがとう米坂線のボロキハたち


(NO.125)

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