湊線の旧車たち(2008・2010~2013年)

ひたちなか海浜鉄道湊線の気動車の撮影を始めたころは、4両の旧車が現役で走っていました。それぞれに塗装された旧車の撮影はとても楽しかったです。ほとんどが中根の田園風景のなかで撮影していましたが、今思えば他のポイントや駅なかの風景も撮ればよかったと、後悔しています。


2008年5月


2010年7月上旬


2010年7月中旬


2010年8月上旬

早朝から現地へ出向いて、日の出とキハをよく狙っていました。


8月中旬

海に近いためか朝靄も時々発生していました。


2010年9月

キハ205+キハ2005の2両編成も走ってくれました。

2010年10月

キハ2004を先頭に、このような3両編成も走りました。

2010年11月

11月に入りますと、秋めいた風景になりました。

このため池は震災の時に崩壊してしまいました。2011年3月に写真を掲載しています。


2011年元旦

1月1日は初詣列車の急行あじがうらが走りました。この年はキハ2005+キハ2004+キハ205の編成でした。

2011年1月中旬

2011年1月16日、この地方には珍しく大雪となり、日の出前から撮影開始しました。この日はキハ205とミキ300が走りました。雪景色に感激でした。

自転車も降りなければ滑ってしまいますね。

2011年3月上旬

3月11日に発生した東日本大震災では、ひたちなか海浜鉄道も被災を受けてしまいました。線路が曲がったり路床が陥没したりしてしまいました。この惨劇を見た時は唖然としました。

205号機は中根駅に留置されたままになってしまいました。復旧工事はすぐに進みました。

2011年7月上旬

復旧は急ピッチで行われ、7月上旬には一部運転再開されました。

2011年7月下旬

ようやく全線開通し、記念列車が運転されました。乗車していたお客様も嬉しそうでしたね。

キハ2004が増結され、3両編成でも運転されました

那珂湊駅

駅ねこオサムも、運転再開を喜んでいたかな

2011年8月

2011年9月上旬

2011年9月中旬

日の出前の光景、このような時にキハが来てくれればよかったけど来ませんね。

キハ205が来たときは、空もだいぶ明るくなってしまいました。

那珂湊機関区

2011年9月下旬

延線では野焼きが行われていました。稲刈りが終わった水田では稲架掛けも見られました。


2011年10月

2011年11月

この月には旧車の2両編成や3両編成が走りました。黒猫おさむのヘッドマークも付きましたね。

2012年1月

この年の初詣列車急行あじがうら号の編成は、キハ2005+キハ2004+キハ222でした。久しぶりにキハ222も撮影できました。もしかしてお年玉、嬉しかったですね。

2012年2月

2005と205の運用の日もありました。効率よい撮影でした。


2012年4月

桜と菜の花と新緑が美しい4月、最初は2005単機、次に2005+205、最後に2005+205+2004の3両編成になりました。水田では農家の方が作業中、CMもたくさんおられました。

2012年7月

稲が青々と輝く7月、名産の芋畑では芋苗が植えられていました。


2012年8月

暑い日が続く8月、水田の稲穂も実ってきました。

2012年9月

残暑が厳し日の撮影となり、早めに切り上げてしまいました。

2013年1月

初詣列車急行あじがうら号 キハ205+キハ2004+キハ2005の3両編成でした。急行あじがうら号を撮影したのは、この年が最後となってしまいました。


ひたちなか海浜鉄道の旧車たち


キハ222

昭和37年製造、昭和46年羽幌炭鉱鉄道より購入されました。前面の旋回窓が特徴でした。

2014年12月引退、現在は阿字ヶ浦駅に留置されています。

キハ2004

昭和41年製造、昭和44年留萌鉄道より購入、旧国鉄準急色に塗装されています。2015年12月引退、現在は平成筑豊鉄道に保存されています。

キハ2005

昭和41年製造、昭和44年留萌鉄道より購入、旧国鉄急行色に塗装されています。2015年12月引退、現在は阿字ヶ浦駅に留置されています。

キハ205

昭和40年製造、平成8年水島臨海鉄道より購入、旧国鉄色に塗装されています。まもなく廃車になるとのことです。


旧車たちがいなくなった湊線、2013年以降撮影回数がぐんと減ってしまいました。

205も出場する機会が中々なかったような気がします。今は団体で運用されているようですが、あとわずかとなってしまいました。


(NO.117)

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